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rules.MailRules
rules.MailRulesは[Internet Services]フォルダの[Filters]フォルダ内にあり、スパムや不必要なメールを管理するための高度な設定を行うことができます。このドキュメントには、RFC-2822で定義された調査対象のエンベロープヘッダ、そのヘッダの内容のテスト項目、それにテスト成功時に行う動作を指定する行が記述されています。デフォルトのrules.MailRulesファイルについての詳細は、rules.MailRulesファイルのデフォルト設定を参照してください。
81203_40013_5.png警告
フィルタリング用ドキュメントと基本的なコーディングについて十分理解してからSMTPメールルールの設定を行うようにしてください。
SMTPメールルールによって、次の動作を設定することができます。
・以前のインターネットサービスにあらかじめ設定されていたスパム処理ルールを置き換える。
・メッセージをHIGH(高)、MEDIUM(中)、LOW(低)の3段階で評価するX-SPAM-Warningヘッダを挿入する。
・そのファイルがスパムである可能性を数値で表すX-SPAM-Levelヘッダを挿入する。
・スパムテストに不合格であったことを示す X-SPAM-Testsヘッダを挿入する。
・変数によるルールを設定する(慣習的にrules.MailRulesファイルの先頭で定義する)。
・ルールによる動作を設定する(慣習的にrules.MailRulesファイルの後半で定義する)。
・SMTPのクロスポストとBCCに対して様々な制限を適用する。
メールルールは、次のタイミングで適用することができます。
・任意のヘッダが受信される前。
・各ヘッダが受信された時。
ヘッダの末尾を示す表示に達した時。
・各HTMLアドレスと画像のリンクが処理された時。
・各添付ファイルのヘッダを受信した時。
・添付ファイル一式の最後のヘッダに達した時。
・メッセージ本文の末尾を示す表示に達した時。
・メッセージの末尾を示す表示に達した時。
rules.MailRulesファイルの構文は、インターネットサービスのスクリプトとHeaderMatchドキュメントのスクリプトを組み合わせたものを基にしており、インターネットサービスのコード規則に詳しい管理者用に作られています。また、インターネットサービスのスクリプトの式は、大まかにはC言語とJavaScriptに基づいています。メールルールのコンポーネントによって、受信しているRFC-2822定義のヘッダを利用できます。インターネット(SMTP)メールを定義するRFCには、次の2つの中心的なものがあります。
・RFC-2821
2つのSMTPサーバがお互いにやり取りする方法、メッセージの差出人、メッセージの受信者を定義します。また、RFC-2821はメールが受信者に許可されることができるか、拒否されるかを定義します。
[宛先]フィールドと[差出人]フィールドは、そのメッセージを送信または受信した人と一致している必要はありません(また、スパムとも関係ありません)。
・RFC-2822 (および RFC 2045〜2049)
送信者と受信者の間を行き来する電子メールの形式を定義します。通常、RFC-2822に準拠したメッセージは、エンベロープと呼ばれるいくつかの行がありその後に空白行とメッセージの本文があるという構成になっています。例えば、
Subject:Gone fishing
このうち、
・「Subject」は、RFC-2822準拠のエンベロープヘッダです。
・「:」 はコロンで、どのエンベロープヘッダの後にも付けられます。
・「 Gone fishing」は、このエンベロープヘッダの内容です。
81203_42521_14.png注意
標準的なエンベロープヘッダ(To、From、Subject、Dateなど)は、ユーザ定義の拡張ヘッダを利用して増やすことができます。定義するヘッダは、「X-」で開始しなければいけません。例えば、
X-OriginalArrivalTime: 11 Feb 2003 00:38:15.0656 (UTC) FILETIME= [DD6C4E80:01C2D165]
メッセージのインターネットヘッダを見るには、[表示]>[インターネットヘッダの表示]を選んでください。



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